利益返上の動機は何?

 みずほ証券に返還するわけじゃないので、みずほ証券が可哀相だからという理由でないのは明らかです。 
市場安定へ基金創設検討 UBSなど証券各社(共同通信)

当初、利益をみずほに直接返すことも検討したが「損失補てん的なことをするとかえって世論の批判を浴びる」との意見が強まり、公益性の高い使途で決着を図ることになった。

 なんてあるけど、まあ別に、みずほ証券に献上したって良いのだろうけど、それじゃ税金がかかってしまい、その点で金融当局と相談したのだけど、特例が認められず、それじゃ損失が出てしまうからというのが本当のところなのではないでしょうか?報道では「日本投資者保護基金」に資金を拠出するとか、その他いろいろ検討されているとされています。これは「美しい」ことかもしれませんね。

 しかし、利益返上の最大の目的は、「この取引で得た利益を受け取りたくない」というのが第一ですよね。じゃあなぜ受け取りたくないのかっていえば、
 「金融相の発言等の政治的圧力」「会社のイメージが損なわれる」
 なんて理由が流通しているようなんだけど、これはどうなんでしょう?外資系証券が日本の金融当局から圧力をかけられて、それに屈するなんてことあるんでしょうかね?よくわかりませんけど。一方世間の評判が悪くなるなんてことも、もっともらしく聞こえなくもないけど、この件で批判している人達と、証券会社の顧客層って重なるんでしょうかね?あんまり関係なさそうだし、将来的に顧客になりそうだと期待しているかも疑問です。これが一般大衆と密接に繋がっているスーパーとか、コンビニ業界の話だったら、そうなるんでしょうし、金融でも銀行とか信用金庫だったらそうかもしれませんけど、どうなんでしょう?俺はもっと他の理由があるんじゃないかと思います。それが何なのかわかりませんけど。