「文書史料至上主義」批判

NHK番組改変・説明「出向いたことに」 担当者が証言(朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY200603220336.html

永田氏は、慰安婦や加害兵士の証言が、「信憑性(しんぴょうせい)が疑わしい」との理由で放送直前に削られたことについて「つらい経験をされた方の言葉について疑うのはあり得ないと思っている」と声を詰まらせた。

「そんな馬鹿な!」というのが大方の反応だろうけど、こういう考え方について、かつて歴史学界で大論争になったことがあったそうな。『内田樹の研究室』、「2005年01月28日 社会理論の汎用性と限界」が詳しい。
http://blog.tatsuru.com/archives/000712.php


さらに詳しく知りたい人は、そこで紹介されている『「ポスト構造主義」と歴史学 ―「従軍慰安婦」問題をめぐる上野千鶴子・吉見義明の論争を素材に』(日本史研究2005/01)を読むとよいでしょう。