上から目線

「上から目線」とは何か(kikulog)


日本語の使い方としておかしいとかいうのは、この際どうでもいいです。俺の理解する「上から目線」というのは、要するに「高い位置からの物言い」ってことです。


で、これは一般的かどうかは知らないけれど、俺はフレンドリーな物言いも「上から目線」だと感じます。お前はアメリカ人かよって思います。フレンドリーな物言いを「上から目線」と言うのは変ですけど、俺の中では、親しくもない人間に対してフレンドリーな物言いをするのは、本来あるべき位置よりも高いということで「上から」って感覚になってます。


そんなことは、言論の中身とは関係ないって話になるんでしょうけれど、マナーはあって然るべきでしょう。もちろん時と場合によりけりで、2ちゃんねるでやけに丁寧な物言いしても浮いてしまうだけですけどね(といっても2ちゃんねるの中でさえ「上から目線」だと感じることは良くあるわけで単なる言葉遣いの問題というわけでもない)。


で、菊池さんの記事を見ると、「上から目線」というのは、間違いを指摘した相手を批判する言葉としてあるように見えるんだけれど、俺はそういう時だけでなく、同意される時にだって「上から目線」を感じることは一杯あるんですね。お前何様なんだよって。


まあ「上から目線」とは何かということを説明するのは難しいですね。具体例を示せば、それのどこが「上から目線」なのかって言うことはできると思うんですけど、それって色々と面倒だし。いくらこの人だけを批判しているわけじゃないって言ったところで、そう簡単に割り切れるものでもなし。無茶苦茶膨大なエネルギーを必要とするであろうことが容易に想像が付く。


というわけで、心の中で「こいつ上から目線だよなあ」って思ってても、なるべく言わない方が無難だとは思う。「上から目線」の人に、「上から目線」だって言っても納得するとは到底思えないし。


でも、自分がそうならないように気をつけるというのは、とっても良い事だと思いますよ。