貯蓄率低下の要因

あらかじめ断っておくけれど俺は経済に関してド素人(謙遜抜きで)。


というわけで、人気エントリーになってたこの記事を読んで思ったこと。
「ケインズ的」理由によって生じた貯蓄率の低下 - ラスカルの備忘録


そのリンク先の記事。
家計貯蓄率の低下は今後も続くのか(注:PDF)


何しろド素人なので初めて知って驚いたのだが、家計貯蓄率(貯蓄率)は低下しているというが、それとは別に「全国消費実態調査」というものがあるのだということ。しかも、両者の数字が大きく乖離していること。


両者の調査対象が違うとはいえ、グラフは「二人以上勤労者世帯の年齢階層別貯蓄率」のものだから、基本同じでなければならないはずでは?俺がなんか勘違いしている?


これは一体なんなのだろうか?

また、家計調査は調査対象が8千世帯と少ないため、サンプルによる偏りの影響を受ける可能性がある点にも注意が必要だ。

と書いてあるけれど、そういうことなのか?だとすれば、ここで「全国消費実態調査」の数字を元にして推論を立てるのなら、一方の「家計調査」は偏っているものと見做す必要があるということになると思うのだが、そういう理解でよろしいのだろうか?


ド素人で、かつ頭の悪い俺は頭が混乱する。さらに検索してみると、貯蓄率にはSNA(国民経済計算)、家計調査、全国消費実態調査によるものがあるという。


第3−3−6図 SNA、家計調査、全国消費実態調査における貯蓄率
(家計調査と全国消費実態調査は数値が違うがパラレル。SNAは両者と乖離している)


全国消費実態調査 家計調査 貯蓄率 - Google 検索
SNA 家計調査 貯蓄率 - Google 検索


RIETI - SNAと家計調査における貯蓄率の乖離−日本の貯蓄率低下の要因−
これらを見ると、SNAと家計調査における貯蓄率の乖離が専門家の間で議論されているみたい。


難しい。


(というか、低下傾向なのはSNAベースの貯蓄率。しかし上の太田論文では家計調査と全国消費実態調査の比較で論じているように見えるのだが、それってなんか納得いかないのは俺の読解力の無さなのか?)