ジェイコム株誤発注事件との比較

「日本と比べて米国は」みたいな意見が多いんだけれどさ。


今回取り消すのは「急落直前の株価水準価格から上下60%以上変動した取引」でしょう。


ジェイコム株の場合、「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力したとはいえ、1円で売れちゃったというわけじゃないんですよね(当然なんだけど誤解している人は多い)。
ジェイコム株大量誤発注事件 - Wikipedia


当日の初値は67万2000円で最安値が57万2000円だから約15%の下落に過ぎないわけです。もちろん、誤発注だということが明らかなのに、注文の執行を停止しなかったという問題はあるし、あの時、約定を無効にすべきだったという意見もあるだろうけれど、それはそれとして、今回とは事情が違うでしょう。


ちなみに、今回の原因が誤発注によるものだというのは、いまだに確定していないわけで、誤発注だから取り消したんだみたいな理解をしている人もいるようだけれど、そういうことじゃないですよね。