シンガンス

「拉致実行犯を支援 菅民主党政権は左翼政権そのもの」 - 衆議院議員 安倍晋三 公式サイト
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在日韓国人政治犯の釈放に関する要望」というのが出されたのが1989年だそうだ。俺は当時、政治関係の出来事についての関心を失っていて、当時の状況というのが良くわからない。


この批判に関しては、当時はまだ拉致実行犯だということが認知されていなかったという反論がある。それが事実ならもっともな反論のように思うけれども、一方ではそれは拉致事件に真剣に取り組まなかった結果であるとも思う。


1989年と言えば、バブル経済末期であり、年末に日経平均は史上最高値を付けた。これが異常だということに気づいて警鐘を鳴らした人はいただろうが、大方は無視していた。そして後になって、当時はみな株価が右肩上りで上がると信じていたと言い訳することになる。


2010年現在、政府の債務残高は危機的状況にあると言われている一方、もっと国債を発行して景気を刺激せよと主張する経済評論家もいる。将来どのような言い訳をするかは目に見えている…



さて、シンガンスの件に戻れば、俺の見るところ、彼が拉致実行犯であったという認識がなかったとしても、北朝鮮工作員であるとの認識は持てたように思う。


そもそも、日本の政治家が韓国で拘束されている北朝鮮工作員について、韓国大統領に釈放せよと要求するというのが、「異常」ではないかと俺には見える。


もちろん、独裁国家反政府運動をした市民運動家が逮捕されたみたいな話なら、そういう要求も有りではないかと思うけれど、これが果たしてそういう話なのかというと疑問に思うところが多い。


確かに安倍晋三氏の批判には問題があろう。ただし、俺が言いたいのは「もっと上手に批判しろ」ということであって、批判するのがおかしいということではない。


逆に安倍氏の「迂闊な批判」によって、「当時は仕方なかったのだ」みたいな見解が主流になりそうで、しかし本当にそう考えちゃっていいんだろうかという疑問が大いにあるので、もっとしっかりしてほしいと思うのである。