⇒少年ジャンプで浸透? 「奇特な人=変なやつ」という間違い :日本経済新聞
「奇特」の誤用について。
けれど、俺は「今どき奇特な人もいるものだ」の「奇特な人」は「優れて他と違って感心なこと」だけれども、その「優れて」は、多くの人がそうありたいと願っても達することができないという「優れて」という意味ではないというニュアンスがあるように感じる。
相対的に見れば優れている人と劣っている人がいるのは当然であり、単なる「優れている人」ならいつの時代にも存在する。しかし「今どき」というからには、そういう相対的な優秀さを超越しているということだろう。
時代のモラルの基準を超越して優れた存在が「奇特な人」ということなんだろう。だから「今どき奇特な人もいるものだ」といった場合には、「風変わりな人」「変な人」「浮世離れした人」というような意味を内包していると考えてもあながち間違いじゃないように思われるんだが果たしてどうか…
もちろん「奇特」は誉めるときに使う言葉だから、それ以外に使うのは誤用になるんだろうけれど。