天賦人権説

片山さつき(と自民党)は日本全体をブラック企業に変えるつもりなのか - 脱社畜ブログ
Twitter / ikedanob: 片山さんの話は感心しないが「天賦人権」というのもフランス革命 ...
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ルソーは、人は自由なものとして生まれたにもかかわらず、いたるところで鎖につながれている、と力強く宣言し、未来の革命家と改革者にこの鉄鎖の打破を訴えると同時に、それよりも精緻だが、それよりも強力な別の主張をも展開した。真の自由は、個人の自我と、もろもろの権利を含む全所有物を絶対的共同体へ全面的に譲渡することにあるという主張である。これこそ、ルソーからレーニンに至る本質的に集団主義的 ― あるいは共同体的 ― な真の自由についての解釈であった。

保守主義 ― 夢と現実』(ロバート・ニスベット 昭和堂


「保守」の見るところでは「天賦人権論」と「個人の権利を絶対的共同体に譲渡すること」は共にルソーやフランス革命に起源があるのであった。


というわけで、一方を否定して一方を肯定しているかのような上でなされている議論は、保守的見地からすれば奇妙なものである。