斎藤利三の謎(その2)

斉藤利三の謎


国立国会図書館サーチで「斎藤利三」と入力して検索したんだけれど、ヒットしたのは

四国問題と斎藤利三の動向 ([歴史読本]2011年7月号特集 徹底検証 本能寺の変 ; 世紀の反逆 明智光秀の思想と行動)
桐野 作人
掲載誌 歴史読本 56(7) (通号 865) 2011-07 p.122〜128

歴史地理 35(2)(245)
日本歴史地理学会,日本歴史地理研究会,日本歴史地理学会 編

だけ。ちなみに「歴史地理」の内容は
「彙報 【時事雜爼】 齋藤利三の鎧遊就館に出品 / 讀賣 / p212〜212」
歴史地理 - Webcat Plus


あとは『翁草』や『真書太閤記』等。CiNiiの検索でもヒットするのは上の桐野氏の記事のみ。斎藤利三を中心に扱った書籍(小説等は除く)や論文は他にないのだと思われ。


もちろん明智光秀本能寺の変、あるいは春日局に関する研究書、あるいは人物事典などでは取り扱われているだろう。ただそれらで扱われているにしても情報量はさほど多くないと思われ。


それはそもそも斎藤利三について書かれた史料が少ないということもあるかもしれない。またその史料にしても不確かな点が多々あって確実なことは言えず推測にとどまるということもあるだろう。


ただ、その不確実な情報を仮に正しいとみなして、さらにそこから様々な可能性を探っていったときに、斎藤利三って実はかなり(本能寺の変以外でも)重要人物なんじゃないかと思えなくもなかったりする。もちろんそうではないという可能性も十分にあるけれど。ただしそういう仮定に仮定を重ねる方法というのは学問的にはあまり好ましくないものであって歴史学者のすることではないとも思われる。


でも俺は素人だから、そういうことには構わずにちょっと推理してみたくなるのであった。