インデペンデンス・デイ

トランプが合衆国大統領になることは一般的な左派リベラルにとっては悪夢だろう。しかしアメリカ人にとっては必ずしも悪いことではない(かもしれない)。でも俺は日本人だから、アメリカ人にとってどうなのかよりも、日本がどうなるかの方が遥かに重要だ。俺は日本にとってトランプが大統領になって何も良いことはないと思う。ところがネットの反応を見るとトランプ待望論があるようだ。その理由は日本が「真の独立国」になるチャンスというものらしい。しかし俺の見る限りではトランプは日本に米軍駐留費の負担を求めているだけだ。支払わなければ撤退するとは言ってるが真意は不明。まあ非現実的な話だ。仮に撤退してもそれが「真の独立」になるのかは非常に怪しい。むしろ日本への警戒心から介入が増すかもしれない。「真の独立国」どころか今後米国は日本に今まで以上に圧力をかけてくるのではないか?そこまで読んで米国の圧力で日本に反米気運が高まり米国離れが進むという意味での待望論もあるかもしれないが。トランプは大統領は映画『インデペンス・デイ』に出てくるキャラクターに似ている。戦闘機に乗る大統領のことではない。エイリアンの方。そしてトランプ大統領を歓迎する日本人は、宇宙人を歓迎するためにビルの屋上に集まった人達に似てると思う。