デマは相変わらず多いが、デマを否定する側の能力が劣化している

俺は21世紀になってからネットを始めたんで古参というのには該当しないだろうけれど、それでも長いことネットを見ていて思うのは、昔からネットのデマは多かったけど、それを否定する影響力のある人もそれなりにいたなあということ。今そういう人って誰かいるんだろうか?全く思い付かない。

 

いつからだろうか?おそらくは東日本大震災(2011)以降のことではないか?と思うと既に長い時が経っている。ただいきなりそうなったわけではなくて、当初はニセ科学批判の有名人などが勢力を持っていて影響力があったと思う。

 

かくいう俺は元から影響力なんて全くないけど、そっちの分野のことを書くこともほとんど無くなった。興味が失せたわけではないけれど日本史中心になっていったのでウォッチもあまりしておらず、どうしてこうなったのか事情がよくわからない。

 

あの頃の人達はどうしたんだろうか?今でも良く名前を見る人はいる。ただ俺ははてなブックマークをチェックしてるんだけれど、そこでは見かけることが以前と比べると明らかに少なくなった。

 

俺でも少しは知っているのは、あの菊池誠氏の騒動。ただし詳しく知っているわけでない。菊池誠氏は元から危ういところがあるとは思っていた。今は俺にはなんかよくわからない人になってしまった。でも菊池誠氏だけに原因があるとは思えない。

 

ブログからツイッターという短文メディアに主力が移動してしまったことにも問題があるかもしれない。この手のことは単純化すべきでないのに単純化されてしまっているところがある。

 

それに世界的な潮流である分断化。聞く耳を持たない人は、より聞く耳を持たなくなった。(どっちの側も)相手の考え方に寄り添おうとはせず自分の考えを強硬に主張する。さらに政治的なことを絡ませてウヨサヨといったレッテル貼り。

 

(あとは批判して叩きさえば良いという姿勢が反感を買ったということもあるだろう)

 

今は影響力のあるレベルの高い人って誰なのか思い浮かばない。普段デマを批判してる人が、お前がデマだと叩かれても反論できなかったり、そのデマを叩いてる人もまた都合の悪いことはスルーしたり都合の良いように解釈したり、歪曲されたネット情報を根拠に言ってもいないことを言ったことにされてデマを言ってると叩かれたり、なんだこのカオスは。

 

こういう流れが変わることはあるのだろうか?