2012-03-16から1日間の記事一覧

『謎とき平清盛』(本郷和人)その6

⇒その1 ⇒その2 ⇒その3 ⇒その4 ⇒その5 またまた「伊能文書」 また巷説の如くんば、御手の衆、過半帰国の由、驚き入り候、おのおの兵を労るは勿論に候、然りといえども、此の節、信長滅亡の時刻、到来し候の処、唯今、寛宥の御備、労して功なく候か、「不可過…

『謎とき平清盛』(本郷和人)その5

⇒その1 ⇒その2 ⇒その3 ⇒その4 再び「伊能文書」 また巷説の如くんば、御手の衆、過半帰国の由、驚き入り候、おのおの兵を労るは勿論に候、然りといえども、此の節、信長滅亡の時刻、到来し候の処、唯今、寛宥の御備、労して功なく候か、「不可過御分別候」、…

『謎とき平清盛』(本郷和人)その4

⇒その1 ⇒その2 ⇒その3 「寛宥の御備」とは「兵に対する優しい気配り」という意味ではなくて「信長に対する優しい気配り」という意味だ。 さらに「寛宥」という言葉には重要な意味がある。 それは武田信玄は織田信長を単なる「敵」ではなく「罪人」とみなして…

『謎とき平清盛』(本郷和人)その3

⇒その1 ⇒その2 また巷説の如くんば、御手の衆、過半帰国の由、驚き入り候、おのおの兵を労るは勿論に候、然りといえども、此の節、信長滅亡の時刻、到来し候の処、唯今、寛宥の御備、労して功なく候か、「不可過御分別候」、猶ふと彼の口上に候、恐々謹言、 …

『謎とき平清盛』(本郷和人)その2

⇒その1 また巷説の如くんば、御手の衆、過半帰国の由、驚き入り候、おのおの兵を労るは勿論に候、然りといえども、此の節、信長滅亡の時刻、到来し候の処、唯今、寛宥の御備、労して功なく候か、「不可過御分別候」、猶ふと彼の口上に候、恐々謹言、 本郷和…