元新聞記者とか、現役新聞記者とか、マスコミ関係者の方々でブログをしている人はかなりいます。俺が定期的に巡回しているブログも何件かあります。で、その人達に今回のライブドア事件で期待したいこと。
俺は関係者じゃないわけで、素人の目から見ると、一連の報道で最大の疑問は、一体マスコミはどこから情報を仕入れているのか？ってこと。
例えば殺人事件なら、「警視庁によると」とか「捜査関係者によると」とか「目撃者の証言では」とか、
あるいは政治問題なら、「政府関係者」だとか「与党幹部」だとか書かれているわけですよね。
ところが検察の捜査では、そういう情報の出所が極端に少なくなるんです（「関係者によると」というのは結構あるけど、一口に関係者といっても幅広い）。一体記者は何を根拠にそれを書いているのかがわからない。もしかして憶測のみで書いてるの？とか思ってしまう。もちろんそんなわけはないでしょう。しかしわからない。
検察は正式には具体的なことは何も発表していないと思います。それなのになぜわかるのか？そこには何かからくりがあるのでしょう。
素人の俺が大昔に読んだ『大統領の陰謀』とかを参考に憶測すると、
- 記者が独自に調査して、それを親しい検察関係者に話す。
- 検察関係者はイエスともノーとも言わないけれど、それとなく会話の中でヒントになるようなことをほのめかす。
- 記者はそれをヒントにまた独自に調査して検察関係者に話す。
- それの繰り返しで、ほぼ事実だろうと確信した段階で記事を書く。
みたいな感じですかね。
マスコミ関係者のブロガーの方々は、もしかしたら既に別の事件に関連して、そのへんのことを書いているかもしれない（読んだような気もする）けど、ここで改めて解説してくれたらありがたいなと思います。
「ライブドア捜索を闇に消してよいのか？（雑観練習帳）」
http://blog.pavillon.jp/article/11840804.html
は強制捜査に関するＮＨＫの「誤報」について書いた記事ですけど、ある程度参考になります。
