異端の人2

 ちょと話題としては古いけど、朝日新聞の「素粒子」が

浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる

と書いて、浦安市長が抗議するという騒動があった。
 「素粒子」の担当者といえば河谷史夫氏である。某所では「フミー」と呼ばれ親しまれている。
 最近ご無沙汰だが、俺も一昨年までは某所に常駐していて、時々ツッコミ入れていたのではあるけれど、河谷氏をそれほど嫌いではなかった。
 朝日に良く見られるインテリ風味の嫌らしさが、あまり感じられなかったからである。
「上品」な朝日人士の中では異例の存在であろう。だからであろうか、何を言っても「彼のことだから仕方なかろう」であまり気にならないのである。今度のことでアンチ朝日な人の一部から叩かれているけど、これが朝日のコラムじゃなかったら、また別の反応になっていたのじゃあるまいか。
 大体、成人式を遊園地でするなんてことは、一昔前なら(今でもか?)むしろ保守的な人から批判が出てきそうなことである(問題はそこではなくて、表現に問題があるってことなんだろうけど)。
 フミーの主張は小泉批判とかブッシュ批判とか、朝日的主張と同じ方向のように見えて、その批判の理由は朝日的リベラリズムとは相容れないものであることが多いんですよね。そういう理由で批判するならば、その批判は朝日的市民にもあてはまるじゃんて感じ。しかもそれは天然というより確信的にやっているんじゃなかろうかと思われる節もある。一筋縄では理解できない人です。


 ちなみに「素粒子」が抗議されたのは、これが初めてではありません。かつてこんなこともありました。
『愛・蔵太の気ままな日記』より、
朝日新聞・「素粒子」筆者(河谷史夫)と日本考古学協会
http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20030527#p3