額に汗

最近良く聞く言葉「額に汗」。これについてはいろいろ論じられているけど、それはともかく、俺が疑問に思うのは「額に汗」とうい言葉そのもの。『大辞泉』によると、

額に汗(あせ)・する
汗を流して仕事に励む。一生懸命に仕事をする。「―・してかせぐ」

http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%B3%DB%A4%CB%B4%C0&stype=0&dtype=0

とある。まあ辞書で調べるまでもないことですけどね。
でも俺が知りたいのはそこではない。この言葉が「いつ・どこで・誰が・なぜ・どのように」使われるようになったのかが知りたい。
だが、どう調べたらいいのか見当も付かない。


平安時代の人も「額に汗」という言葉を使ったのだろうか?江戸時代の人は?明治時代の人は?戦前の人は?
日本発祥の言葉なのだろうか?それとも中国?あるいは西洋から?


「額に汗して働く者が尊敬される考えが大切」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000148-kyodo-bus_all
なんて発言もあるが、昔からそういう使い方をしていたのだろうか?


そもそも「額に汗」とは、それを肯定しているわけでも、否定しているわけでもなく単に「一生懸命に仕事をする」というのを別の言葉に置き換えただけのような気もする。だからこそ「額に汗は大切だ」と、わざわざ「大切」という言葉を付け加えなければならないのではなかろうか?


さらに考えるに「額に汗して働く者が尊敬される考えが大切」とは非常に長ったらしい言葉である。日本人は何でも言葉を省略してしまうのが得意な民族である。古くからあるのならば「四字熟語」なり「五七調」なりの語呂の良い言葉になっていても良さそうなものである。


なにもかもわからない。お手上げ。