言論の封印

今井紀明氏のブログ炎上についての一考察(木走日記)
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060213/1139830670

 彼は更新をもう止めるとブログで書き込んでいますが、これはすくなくとも健全な状況とは断じて言えません。
 彼の言論を封印してしまうようなコメントスクラムな感情的な対応は、極めて残念なことだと思います。

とある。


しかし、彼が更新を止めると書いた理由は、

こういったメールや書き込みを一方的に書いている方ではなく(現に匿名でも非常に納得できるものはありますが)、リスクを背負い話すことが大切だと思います。また現実的に6000近いコメントや大量のメールを一度に返すことはできません。なので、電話というある程度取ることができるなら、時間を選んでとることができるものを選びました。それならばある程度「顔」が見えますし、言葉が通えます。

http://blog.livedoor.jp/noriaki_20045/archives/50457743.html
ということであり、実際は更新を止めることを中止したのであるが、この時点で彼の目的は「対話」である。それを考慮すれば、彼は対話をするにはリスクを背負うことが必要だと言っているのであって、リスクを背負っていない人とは対話できないと言っているだけである。

無論、僕の予想としてはコメントよりも誰かメールを送っていただき、電話かメールで連絡を取り、会いながら話をできないかな、と思っていました。コメント欄でのコミュニケーションは不可能だと思っていましたので。

http://blog.livedoor.jp/noriaki_20045/archives/50448438.html
とあるように、当初彼が期待していたのは「メール」であって、その後の面会である。「コメント」ではなかったのである。だから感情的なコメントでなくても彼の期待に反しているのである。彼にとって「大量のコメント」は予想外の出来事であり、当初考えていたことと違っていたというだけのことである。


しかしその後考え直して、

更新はしない、と書きましたが、それは自分の弱さからです。仕事もやっており、大量のコメントやメール、電話などで寝ることもあまりできませんでした。きちんと責任を持って、答えていきたいと思います。本当に申し訳ないです。

http://blog.livedoor.jp/noriaki_20045/archives/50467173.html
と、今後コメントにも対応することにしたのである。


どこにも言論が封印されたなどとは書いていない。というか彼はそういう人達と対話したいと思っているのではなかろうか?


と俺は受け取ったんだけど、誤読かなあ?