水の上を歩くキリストの奇跡、実は氷の上だった?─米研究(ロイター)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000644-reu-int
新約聖書にはイエス・キリストが水の上を歩いたという奇跡が記されているが、実はキリストは氷の上に乗っていたとする研究結果がフロリダ州立大学の海洋学者によって4日発表された。
人が水の上を歩けるのかと言えば、まあ無理でしょうね。だからこそ「奇跡」なわけで。
それを科学的・合理的に解釈するという行為は一見、現代風に見える。
ある有名人もこんなことを言ってる。
いやたしかに、もしぼくが賢い人たちがしているように、そんな俗説は信じないと言えば、当節の風潮に合うことになるだろうね
まあ、こう言っているのはソクラテスさんなんですけどね。(プラトン『パイドロス』岩波文庫)
そしてソクラテスさんはこんなことも言ってる。
しかしパイドロスよ。こうした説明の仕方は面白いにはちがいないが、(中略)その人は仕合せではないと思うよ。
なぜかっていうと、そんなことをしたら、次から次へと俗説に「もっともらしい理屈」をつけなければならなくなるから。まったくその通りであって、上の記事にも、
「今度はキリストの復活を科学的に証明しようとでもしているのか」との質問も寄せられているという。
とあって、ソクラテスさんの予言が正しいことが証明されているわけですね。
これは萩野貞樹著『歪められた日本神話』PHP新書に紹介されているのを引用したんだけど、萩野氏の主張は、日本で言えば縄文・弥生時代に無駄だと既に言われてきたことを、現代の日本人学者が熱心にやっているってことなんだけど、これは日本に限ったことでもなさそうですね。
- 作者: 萩野貞樹
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/02
- メディア: 新書
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (5件) を見る