若宮大路のレイライン(その2)

ちなみに俺の「発見」のきっかけは、『方位読み解き事典』(山田安彦編 柏書房)の「鎌倉-武士に広まった方位信仰」を読んだこと。

方位読み解き事典

方位読み解き事典

ここに、

鶴岡社頭から浜へ直線で延びる道は、北から27度東へ偏った方位を示す。八幡宮を内裏に、若宮大路朱雀大路に見立てる考えもあるが、先の古代都市の方位を考慮すると、それ以前からの自然地形に沿った道筋を利用したものとみなせよう。

とあり、傾きに特に意味はないように書いてあったので、でもやっぱり意味があるんじゃなかろうかと手持ちの電子地図で調べてみた結果。


故山田安彦先生は千葉大学名誉教授。ここでは否定的なことを書いているけれど、方位信仰による寺社の配置を研究していたこの道の先達。