農業民と非農業民

ノマドへ? - Living, Loving, Thinking


まず、

「日本人が極端にリスクをきらうのは農耕民族だからだ」

という言説があって、それを池田信夫先生が批判して、という流れ。


農耕民族が極端にリスクをきらうというのは確かだけれど、日本人は農耕民族ではないという話だろうか?俺の読解力が足りないのかもしれないけれど。


でも農業って「おてんとうさま」によって豊作にも凶作にもなるし、豊作になっても「豊作貧乏」って言葉があるし、「米将軍」と呼ばれた徳川吉宗が米価に苦心したのは、消費者対策という面もあるだろうけれど、米を換金して生活資金にする武士や農民対策であったのだし、農業は昔からハイリスクですよね。


ここでいう「リスク」とはそういう意味ではない、別の「リスク」のことなんだろう。


しかし、非農業民は職場を転々とする人ではないと思われ、彼らは彼らで同業者による共同体を作っていたはず。共同体からつまはじきにされて生きていけたのだろうか?任侠の世界でも破門状を出されたら他の組にも雇ってもらえないはず。その点で農村と差異があるのだろうか?


よくわからない。