続・言霊とミカン

何か気分が悪い。誰か俺に言霊パワーを送ってくれ。


しつこく、昨日の続きを書く。

 大阪大の菊池誠教授(物理学)も「ミカンはただの物質で、言葉の影響を受けるとは考えられない。少数での実験結果は偶然に左右される。気持ちはわかるが勇み足だ」と疑問視する。

25時:言霊とミカン /宮崎 - 毎日jp(毎日新聞)


さて、菊池誠教授とは一体何者であろうか。ってもちろん「(物理学)」って書いてあるから、物理学の教授なんでしょう。なるほど、これはミカンに言葉が伝わるのかということを物理学の見地から評価してもらうために、物理学の専門家に聞いたのだろう…


と、普通は考えますね。しかしネットジャンキーな皆々様におかれましては、それだけではないことをご存知でしょう。というか、なぜこの菊池誠という人に記者が質問したのかといえば、彼がニセ科学批判で有名な人だからだろうと思い当るはずですよね。


ここは、「ニセ科学フォーラム実行委員で物理学教授の菊池誠氏(大阪大)」とか書いて欲しいと俺なんかは思うんですけどね。まあ、肩書きとは別の活動をしている人が「市民」として登場するみたいなことはマスコミでよくあることだけど。



ところで、物理学の見地から見て、「ミカンはただの物質で、言葉の影響を受けるとは考えられない」というのが正しいかといえば、言葉足らずの感があるような気がしないでもない。なぜなら言葉は「音波」だから。だが、声をかけた程度の「音波」の振動で、ミカンの腐敗に影響が出るなんてことはないだろうし、ましてや、良い言葉と悪い言葉を聞き分けられるとも思えない(いや俺は専門家じゃないから断言できないけど)。


もちろん、菊池誠教授におかれましては、毎日新聞の取材に対し、ちゃんと説明したのであろうと確信しているけれど。