続・言霊とミカン(その3)

まだまだつづくぜ。

 子供の理科離れが指摘されるなか、真偽不明の事柄をあたかも事実のように扱うことには違和感がある。心に平穏を与える宗教やおとぎ話を否定はしないが、世間には科学や善意のふりをしたまがい物が数多くあるからだ。

25時:言霊とミカン /宮崎 - 毎日jp(毎日新聞)


「心に平穏を与える宗教やおとぎ話を否定はしないが」


まず、言いたいのは、「言霊大実験」とこの文に何の関係があるのかということ。ミカンに言葉を伝えると腐ったり腐らなくなったりすることが、どうして心に平穏を与えるのか?もしこれが事実だったら、ミカンがあるところでの発言には注意しなければならなくなるのであり、平穏どころか、不安が増えると思うのだが。


でも、まあ、優しい言葉を発するとミカンでさえ元気になるなんてなんて素敵な話なんでしょうって、ミカンにさえ気を使わなければならなくなるなんてことは無視して、心に平穏を得ることができる「スイーツ脳」の人もいるのかもしれない。


だけど、おとぎ話・神話・伝説好きとして言わせてもらえば、「心に平穏を与える宗教やおとぎ話を否定はしないが」という言い方は気に障る。じゃあ何か?心に平穏を与えない宗教やおとぎ話は否定するのか?ていうかあんた何様?って。


ま、そういうことに無自覚なんだろうけどさ。