勤勉革命?

池田信夫 blog : モラルハザードと勤勉革命 - ライブドアブログ

これは資本集約的な機械の導入によって産業化する産業革命と対照的に、労働集約的な「勤勉」で生産性を上げるものだ。それを実現するには労働者が自発的に長時間労働するしくみが必要だが、農民が死ぬまで一緒に暮らさざるをえない村社会では、怠け者は村八分にされる。つまり労働の固定性が、モラルハザードを防止して勤勉革命を実現する上で有効だったのである。

俺の勤勉革命の理解は、大家族から小家族への移行によって、大家族で家長の下で義務的に働く場合と違って、小家族の場合は働けば働くだけ生産量が増えて自分の稼ぎになるって話だったと思う。サボって損をするのは経営者ではなくて自分だからムチで叩かれなくたって働く。


なぜそうなったかといえば、確か新田開発が限界にきて、土地の生産性を上げる方向に変化したからじゃなかったかと思う。その点はイノベーションよりも雑巾を絞れるだけ絞る方向という意味で現代日本と似ているとは思う。