⇒「東京電力病院は病床稼働率が低い!売却しろ!」「でも都が一般診療許可してくれなかったし」「ぐぬぬ」というやり取りを隠す猪瀬直樹 - 今日も得る物なし
東京電力の保有する東京電力病院(東京都新宿区)が、稼働率が低いにもかかわらず、社員やOBの専門病院として一般患者を診療していないことが分かった。病院の運営には東電からの助成が入っているとみられ、一兆円の公的資金を受けながら、過大な福利厚生施設を維持することに批判も集まりそうだ。二十七日の株主総会で、東京都の猪瀬直樹副知事が指摘した。
東京新聞:東電病院 稼働率2割でも 一般患者受け入れず:社会(TOKYO Web)
「一兆円の公的資金を受けながら」が問題になってるんですよね。一般解放を検討したのは「19年」。この時点ではこういう問題はなかったんですよね。
で、猪瀬氏は
「不動産売却リストに入っていないが、東電病院はただちに売却せよ」
と言っているんですよね。「一般解放」しろと言っているんじゃないですよね。
「不動産売却リスト」とあるから「不動産」として言っているんですよね。
猪瀬副知事は「赤字を垂れ流している社員だけの病院をこれからも運営するのか。戦後の医療機関が不足した時代ならまだしも、現在の医療状況をみれば、売却すべきだ」と疑問を呈している。
これは買主が病院経営することを想定しているのだろうか?
「ボタンの掛け違い」があるような気がするのだが…
(追記 10:14)
⇒東京新聞:東電答弁うそ 猪瀬副知事が抗議:社会(TOKYO Web)
「うそ」なんて記事読んでも書いてないし、それに該当するのは「一般解放」の件じゃなくて、「福島で医療業務に当たっているのは、土日に一人だけだと暴露」の方でしょう。
微妙なのは、
「東電病院が百十三床も持っていると、医療法でその地域のほかの病院がベッド数を増やそうと思ってもできない。(病院経営を)やるんなら、ちゃんと満床にしなさいよ」と厳しく指弾した。
だが、これは文脈その他もろもろを考えるに、
「東電病院が百十三床も持っていると、医療法でその地域のほかの病院がベッド数を増やそうと思ってもできない。
(一般病院への変更は無理)。
やるんなら、ちゃんと満床にしなさいよ
(社員やOBの専門病院として満床にしろ)あるいは
(どうしても一般解放したいというのなら満床にできる自信あるんだろうな?できませんでしたじゃすまないぞ)
という意味ではないかと思うんだが、まあ微妙ではある。