理論だけでは「民主主義」は失敗する

今のドイツではナチス賛美は禁止されているわけですよね。これは表現の自由を規制するものですね。少なくとも日本にはこんな規制はありません(今のところ)。なぜ、こんなことが許されているかといえば、無制限の表現の自由が他の人権を侵害することになるからでしょう。でも、そうはいうけれど、それを悪用して政敵に難癖つけて葬り去ることだって不可能じゃないでしょう。しかしドイツ政府はそのような悪用をしていない(少なくともそう信じられている)からこそ、規制は正しいとして認められているんじゃないですかね?基本的人権を守るのが民主主義の最低限の必要条件だなんて口で言うのは簡単だけど、実際はそう簡単なものじゃない。守らない人がいるからということじゃなくて、守ろうとしたって様々な問題に直面する。そのような状況で超えちゃいけない一線を守っていくためには、理論ではなく実践が重要になってくるのではないでしょうかね?いっちゃなんだが、麻生氏に難癖をつけて弾劾しているような人達が実権を握ったら「人権」を口実に恐怖政治を行なう可能性がもの凄く高いだろうと思いますね。