モアイ2

下半身が埋まっているモアイはなぜ埋まったのか?


検索してたら
イースター島でのモアイめぐり その2(明日、あさって、世界一周 | 30代夫婦、1年世界一周の旅)
という記事に写真があって、我々がよく見る頭部だけのモアイ像のすぐ横に顔面だけが見えているモアイがある。


これってどういうことなんだろう?倒れたのか?倒したのか?


もし人為的に頭部だけを残して埋めたのだとしたら、埋めた後でこのような状態になるとはちょっと考え難い。ということはやはり人為的なものではなくて、元は全体が見えていたものが時の経過で土が堆積したのだろうか?直立してたものは直立していた状態で、倒れていたものは倒れていた状態で。


しかしモアイが作られたのは何万年も前のことではなくて、初期のが10世紀頃で盛んに作られたのが14世紀頃らしく、これはおそらく14世紀頃のものだろう。塵も積もれば山となるとはいうけれど、さすがに積もりすぎではなかろうか?


火山灰によるものだろうか?ただし火山灰の場合はこれだけ近い場所だったら均質に積もるはずで、だとしたら倒れている方は全身が地中に埋もれてしまい見ることができなくなるはずではないか?


土砂崩れだろうか?後方に山があるし、そもそもこの地形は山の土砂によって形成されたもののように見える。これが一番可能性があるように俺には思われる。イースター島森林伐採による環境破壊があったという話も関係があるかもしれない。


ただし土砂崩れがあったにしては直立したまま持ちこたえているモアイが多数ある(見た感じではこっちの方が多い)というのは不思議な気もする。地形によるものだろうか?倒れている方のモアイがあるところの方が斜面になっているように見える。


それでもなお意図的に倒れている方のモアイは空を見つめる形で意図的に埋めた可能性もあるようにも思われる。


このあたりのことは当然解明すべき問題として研究者が研究して既にそれなりの成果が出ているのではないかと推測されるけれども、その情報が伝わってこないところが非常にもどかしい。


(追記)
Panoramio - Photo explorer
この写真見ると明らかに立っているのと倒れているのとで埋まり方が違う。倒れている方は元は上の方にあって埋まり方が不十分なので倒れて下まで滑り落ちてきたってことのようにも思えるけど、よくわからない。


(追記)
ところでネットで話題になっているモアイの発掘写真だけれど、確かな発掘写真は
Phase 1 Season 4
にあるけれど、ここには例の巨大モアイの写真はない。だからそもそも本物なのかも不明。この程度の大きさのものは実際にあるしコラではないように思える。ただし一般的に知られている頭部だけ見えるモアイは倒れているのを見ればこれほど巨大ではないはず。つまり両者の埋もれている部分の長さが違う。


大きさが違うのは作られた時代が違うせいだと思われ、埋まっている場所も異なると思われ。頭部だけ露出しているという点では同じだけれど、地下部分が大きく異なる、つまり大きなものはより大きく埋まっている。これは一体どうしたことか?地理的な理由で説明できるのか?疑問は尽きない。


(追記)
あと本物だと確認できる発掘写真の方だけど、徐々に埋まったのなら上部にいくに従って現在露出している頭部のように風化しているんじゃないかと思うけど、写真見た限りではそうでもなさそうな感じもする。これはあくまで見た感じだけど。


(追記6/19)
ネットで話題になった巨大な胴体のモアイの写真は本物であることを確認。一番上の青い服の人物はコンチキ号漂流記で有名なトール・ハイエルダールとのこと。