オバケのQ太郎の中身

幽霊の手について考えてたんだけど、ちょっと横道に逸れる。


俺は子供の頃「おばけ」といえば、「一つ目小僧」とか「のっぺらぼう」とか「から傘おばけ」とか「ろくろ首」とかを連想したので「オバケのQ太郎」の「オバケ」というのがピンとこなかった。オバQのモデルが西洋オバケ(ゴースト)だと気付いたのはいつだったか覚えてないけど後になってからなのは確か。


で、有名な話なんだろうけどオバケのQ太郎の外見は実は服を着た姿。

一枚布(バケトロン・バケミロンという架空の素材、マジックなどで字や絵をかくことが可能)に目・口用の穴を開けた白い服(同じ物が何枚もあり、他所行き用もある)を頭から被っており、実際に見えているのは服を除くと、3本の毛と、足、目、口だけである。また、服の中を見られることは「オバケの国での御法度だ」と言って頑なに嫌っており、中身がどうなっているのかは不明。

オバケのQ太郎 - Wikipedia


しかし西洋のゴーストが服を着ているなんて話は聞いたことがない。ただし、まるでシーツをかぶっているかのようなゴーストの絵は少なくない。これは元からそうだったのではなくて、ハロウィーンなどでゴーストの仮装をするときにシーツをかぶった姿が影響して、ついにはゴーストそのものがシーツをかぶった姿で描かれるようになったのではあるまいか?


では本来のゴーストとはどのようなものであったのか?そこがわからない。そもそもゴーストで定義されるものの範囲は広い。俺が知りたいのはあの白くてふわふわ浮いてるゴーストのことだが、あれは何と呼ぶのだろうか?ゴーストで検索しても目的外のものがヒットして効率が悪い。halloween ghostで検索すると目的のものがヒットしやすいんだけれど、ハロウィーンの日に出現するお化けというわけではなくて、よく仮装されるからなんだと思う。


あのゴーストのイメージがいつ誕生したのかもわからない。英語版Wikipediaの記事にゴーストの画像が何枚かあるけれど、あの白くてふわふわ浮いてるやつの画像はない。
Ghost - Wikipedia, the free encyclopedia
強いて言えばBrown Ladyと呼ばれる幽霊がそれに近いけれど、そうはいってもかなり隔たりがある。
Brown Lady of Raynham Hall - Wikipedia, the free encyclopedia


検索の仕方が悪いのかもしれないけれど、簡単にわかりそうにみえて結構困難な問題なのであった。