注文の多い料理店

フジテレビのポッドキャスティング
『フジポッド文庫』
http://fujitv.cocolog-nifty.com/bunko/2006/03/post_3848.html
http://fujitv.cocolog-nifty.com/bunko/2006/03/post_fe47.html

原文は青空文庫から。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html
朗読は菊間千乃アナウンサー。


久しぶりに読んだ。
はじめて読んだのはいつだったかな?多分高校の頃だと思う。そしてそれ以来読んでないと思う。
有名な作品なので、短いし、とりあえず基礎教養として読んだ。
あらすじはそれより前に知っていた。
みんなも知っているだろうから、いきなりネタバレ。


山道に迷った男二人が歩いていると料理店があった。
最初は喜んでいたけど、途中でおかしいと気付く。
実は料理とは自分達のことだったのだ。


民話でキツネに騙されて、馬の糞を食べさせられるというのがあるけど、それを「現代風」にした感じ…
と、いうような感想だったと思う。


で、久しぶりに読んでみたけど、それだけじゃなかったんですね。
二人の男は、料理店の中に書いてある文字を、自分達の都合の良いように解釈しているんですね。


これがまあ、現実世界に実によくあることで。


直近の例では、
【videonews.com 】丸激トーク・オン・ディマンド更新しました(MIYADAI.com Blog)
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=340


何て都合がよろしいんでしょう。
いずれ「親方」に食べられそうになると「気が付いて」、騙されたと嘆くのでしょうか?
まあ、この場合、無意識というよりは、意識的に都合良く解釈している気配が感じられなくもないけど。