裁判官のメディアリテラシー

5日の第6回のタイトルは「炎上」。
ある弁護士のブログは、「ネット右翼」の攻撃コメントにより閉鎖に追い込まれたという。

ネット右翼の 攻撃受けて 弁護士ブログは 退化する (弁護士任官どどいつ集)
http://blog.goo.ne.jp/gootest32/e/411f0be3f849178ce93eb9a8b13833c9

「弁護士から裁判官になった竹内浩史」氏のブログ記事。


朝日新聞の記事には、「攻撃コメントにより閉鎖に追い込まれた」とは書いてません。

「対談」は実現しないまま、小倉さんのブログは閉じられた。

としか、書いてありません。


実際は、

Hotwiredの特別企画として開設されてきたこのblogですが、Hotwired Japan 側のリニューアルに伴い、今月いっぱいで終了することとなりました。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/71300755d5c128fe645e371a30c73a83
と本人が説明しているわけで、現在も別のブログを運営しています。


事実を冷静に判断しなければならない裁判官でさえ、朝日新聞の記事を読んで、こういう印象を持ってしまうという事例でした。


(参考)
裁判官に求められる資質・能力について記載された文献等
http://courtdomino2.courts.go.jp/shanyou.nsf/0/16a9e90a2f5f25ed49256d6d00273fcd?OpenDocument
○ 水原敏博(弁護士・元名古屋高等検察庁検事長

・ 長い経験で何が真実なのかということを判断できるような素質を持った方が裁判官になることが望ましいと思います。

○ 奥戸新三(大阪高等裁判所長官)

…特に裁判官は,事件の当事者や代理人,弁護士あるいは証人などの主張や供述を虚心に聞き,その言わんとするところを正しく把握し,冷静に判断することが必要であるから(以下略)


(追記)
って、本人なんだろうか?多分そうだと思うけど、念のために一応疑っておく。