BBC記事のソース

「スポーツ イズ スポーツ──電通利権を撃て、その後の反響」(【マスメディアが民衆を裏切る、12の方法】)
http://takeyama.jugem.cc/?eid=559

また、もう一度ジーコ発言を報じるBBCの記事と英語の通訳内容とを比べてみたのだが、

「ビジネス イズ ビジネス」

の一言が共通していて、ジーコは決して「強烈な批判」をしているのではなく、単なる「負けず嫌いの言い訳」に、BBCが「怒り」を色づけした、と言えるかも知れない。

BBC記事と英語の通訳が共通しているというけど、BBC記事の元ネタは、まさに英語の通訳であると考えられる。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20060620/1150796827
日本語通訳と英語通訳で、「テレビ局の制限」と「テレビがそれを望んでいる」と違いが出たように、直接ポルトガル語から英語に翻訳すれば、翻訳者ごとに違う英訳ができるだろう。それにもかかわらず、英語通訳、ロイター、BBCの記事は共通点が多い。要するに、英語の通訳の要約をロイターが記事にして、それをBBCが引用したのだ。だから、共通していても特に意味はない。


ジーコが本当は何を言ったのかが問題だ。
続報によると、ジーコは、
「Football has become a business」
「People are thinking more about business than football」
「Football is becoming a business」
「It's the business that gets the protection」
と発言したということだ。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20060621/1150860070
これが当初伝えられた、「business is business」とどう関連するのかわからない。
そもそも「business is business」がどういう意味なのかという問題がある。
「ビジネスはビジネスだ」は「ビジネスなのだから仕方ない」という意味と受け取っている人もいる。
http://mkcreation.cocolog-nifty.com/mkcreport/2006/06/post_ba02.html
しかし「business is business」(仕方がない)ではなくて、実は「Football has become a business」(フォットボールはビジネスになってしまった)という趣旨のことを言ったのなら、これははっきりとした批判だ。


朝日新聞以外は報じていない(海外メディアを含む)ので、保留にしているが、ジーコは「こんな時間にサッカーをやること自体、間違っている。試合時間を遅くすることを提案したい」と言ったともいう。こうなると負けた言い訳ではなくて、はっきりとした、現状への批判だ。


日本語通訳と英語通訳(BBC記事)の違いばっかりが問題になっているが、両者とも正確には伝えていない可能性もある。
真相は未だわからない。