「左翼」が支持されない理由を知って何をしたいのか?

はてなの「最近の人気エントリー」を見るとPC・ネット関連の記事が多いが、俺は興味がない。一方、俺の趣味である歴史関係の記事が人気エントリーになることは滅多にない。人気エントリーになるためには、マイナーな話題を書くよりも、ネット利用者の多くが興味を持っていることを取り上げたほうが有利だろう。しかし、本人が興味もないのにそんなことをすることに何か意味があるだろうか。


同じく、「左翼」が支持されないからといって、本人が重要だと思っていることを棚に上げて、大衆が関心を持っていることを主張することに意味があるのだろうか?


意味があるかないかは、目的が何かによるだろう。支持を得たいのならば、多少妥協してでも大衆受けする主張をすれば良い。あくまで信念を貫きたいのなら、そうすれば良いが、同時に支持を得られるのは、自分の考え方と大衆の考え方が一致した場合だけだ。


基本的にはそういうことでしょう。


もちろんマイナーはマイナーなりに工夫すれば、それなりに支持を増やすことが可能。たとえば歴史ジャンルでは、足利幕府について語るよりも、戦国武将について語ったほうが人気が出るだろう。しかし、あくまで足利幕府にこだわりたい人にとっては、それでは自分のやりたいことと違うだろう。同じく、一口に「左翼」と言っても同じではない。支持を得るためには、中間層を取り込むべしといったって、それができる左翼とできない左翼がいる。で、「左翼」という一枚岩の組織があるとすれば、中間層を取り込むことなど永久に(というのは言いすぎかもしれないが)できはしまい。それをしたいのなら、「左翼」は分裂すべきだろう。そうすれば、中間層と妥協できる勢力はそうすることができるし、妥協したくない勢力はしなければ良いのだから。無理に妥協したくない人の考えを変えさせようとする必要はないだろう。


と、右の俺は思うんだけどね。