おしゃもじさまと蛇

この日記に「おしゃもじ さま+ 蛇」で検索して来た人がいたのが気になったので、俺もグーグル検索してみたら、面白そうなページがいくつか見つかった。


蛇幸都神社(咳の神)
隣のミシャグジ様
御社宮司神社
神魔精妖名辞典:「お」行


「社宮司」→「しゃくし」→「しゃもじ」と転じたと考えられているそうだ。そして、「おしゃもじさま」と蛇はかなり関係ありそう。特に鎌倉妙本寺蛇苦止明神の伝説は興味深い。

建仁3年(1203年)に頼家が病気で倒れると、次の将軍を誰にするかで、千幡(後の源実朝)を将軍にしようとする北条氏と、若狭局が生んだ一幡を将軍にしようとする比企氏の間で争いが起きた。能員は頼家と北条氏討伐を謀るが、察知され、北条時政の名越にある別邸で殺害されてしまう。 比企一族は、能員殺害後、比企ヶ谷の谷戸(小御所)に篭って北条氏らの軍勢と戦うが、敗れ、屋敷に火を放って自害した(小御所合戦、比企の乱、比企能員の変)。若狭局は、井戸(蛇苦止の井)に身を投げて自害し、一幡も戦火の中で死んだ。

妙本寺(ウィキペディア)


これって小山田高家が戦死して妻の浄瑠璃姫が入水したという伝説と似ていますよね。


若狭局が怨霊となった話は吾妻鏡に載っているのだそうだ。この記事が詳しい。
鎌倉山の地層調査の前に 5、比企大学三郎能本と日蓮 - 地球のしずく


ところで、これはトンデモな思い付きなんで軽くスルーして欲しいのだけれど、コブラが威嚇している姿って「しゃもじ」になんとなく似てますよね。