勤労革命2

昨日の件だけれど、池田先生の言いたい趣旨には、あまり関係のない話ではあるけれど、やはり、「勤労革命」が、

それを支えていたのは金銭的なインセンティブではなく、共同作業に喜びを見出すモチベーションだった。

というのには違和感があるってことだけは書いておく。


そりゃ「家族」だって共同体ではあるけれど、それを言うなら今だって「個人主義」とはいうけれど、家族持ちの労働者や家族経営企業の構成員だって、家族という共同体のために働いているんですからね。それまでの家族というのは家の子郎等が一つの共同体を形成した「大家族」だった。それが核家族・直系家族化していった。大家族という共同体の中で働いている時代は自分一人がサボってても目立たなかったけれど、あるいは働いてるということをアピールしとけば生産性が低くても良かったけれど、小家族では自分がサボったらモロに生活に響く。逆に働けば働くほど生活は豊かになる。それが「勤労革命」だと思いますけどね。池田先生が理想としているのは、こっちの方向に見えるんで話が逆だと思うんですよね。