経済成長とゲルマニウムブレスレット

最近時々「経済成長は必要なのか」みたいな記事を見かける。


経済成長ってなんなのよ? - こら!たまには研究しろ!!
経済成長を否定する鳩山邦夫 - Baatarismの溜息通信


結論から言えば「経済成長は必要だ」というのが正解らしい。

今までどおりの時間働いた時の「供給能力」が2%上昇していくと,実際の売り上げのほうも2%で伸びないと,毎年2%の労働過剰が発生することになる!

困りましたね。だから、「潜在成長率の伸びにあわせた実際の経済成長」が必要だ。なるほど、そうですね。


ただ、経済素人の俺としては、この経済成長の「中身」という問題があると思うんですよね。、世の中には既にモノが溢れ返っているんですよね。新たな需要を造りださなければならない。人々に、買っても良い、買わなきゃいけないと思わせるようなものを作らなければならない。それは簡単なことじゃない。しかし、そうしなければ食っていけない。


とすると、実際には効果がない、あるいは言うほど効果的でないものを、いかにもそれらしく宣伝して買わせようと考える人がでてくるのは必然というものではなかろうか?


もちろん、そういう商売をしている人に対して個別に「そんなことは止めて真っ当な商売をしろ」と説得することは悪いことではない、というかするべきなのだろう。しかし、その「真っ当な商売」なるものが中々見つからないという現実があったりする。


そういうのって経済学ではどう考えられているんだろうか?ゲルマニウムブレスレットであろうが何であろうが売れればそれで良しってことになっているんだろうか?なんてことを考える今日この頃。


(もちろん何が「真っ当な商売」なのかという線引の問題はある。明らかに違法なものはアウト。では、商品は真っ当だけど、良くわかってない人に明らかに必要と思えないものを必要であるかのように説明して売るのは?線引しだいではかなり多くの商売がグレーゾーンな商売に従事していると言えるかもしれない)