⇒イザナギ・イザナミ天降りの謎
のつづき。
『日本書紀』一書(第一)の神話は考えてみれば奇妙な話だ。
どこが奇妙かというと、「天神」はイザナギ・イザナミに葦原中国(豊葦原千五百秋瑞穂之地)を統治せよと命じている。だったらイザナギ・イザナミの子孫が代々葦原中国を統治すればよいはずだ。つまりイザナギ・イザナミが皇祖神となるはずだ。
だがイザナギ・イザナミは葦原中国を統治するに相応しい子を生むことができなかった。
そして次にアマテラスが葦原中国(豊葦原中国)は我が子が王たるべき地だといって葦原中国を平定させ皇孫を天降らせた。アマテラスはイザナギ・イザナミの子ではあるけれども、一度天に昇ってから再び地上に降りてきたわけだ。
これは要するに「天降り」神話が一つの話の中に二つあるということだ。
奇妙ではないか?
これについての学者の見解を俺は知らない。
もしかしてこれはイザナギ・イザナミを祖とする一族の神話とアマテラスを祖とする一族の神話が一つになったものではなかろうか?
なんてことを考えたりもした…
しかし、さらに考えてみると、そうでは無かろうという結論に至った。
検討を重ねた末に導かれた結論は実に驚くべきものであった。
その驚くべき真実とは!
(つづきはCMのあと)
※ タイトルと文体を見ればわかると思うが「超トンデモモード」に突入しております