アマテラスとタカミムスヒ (目次)

目次作った。


あと今読み返してみると説明が下手なところがあるので補足説明もしておく。


アマテラスとタカミムスヒ(1)
(2)
(天岩戸神話のルーツは太陽が隠れる話。だが天岩戸神話で岩戸に隠れるアマテラスは太陽ではない。少なくとも明確に太陽だとわかる表現がない。アマテラスは「太陽のパートナー」であり、アマテラスが隠れると太陽も消えるという話に変化した。そうなったのは天孫降臨神話の影響)
(3)
ヒルコは太陽神。だが多くの人が考えている「本来の太陽神」がアマテラスにその座を奪われたということではない。アマテラス=ヒルメは「太陽のパートナー」であり、太陽は依然としてヒルコ)
(4)
(イザナキ・イザナミが産んだ日神・月神ヒルコ・スサノオは全て「天下の主」を生むという目的に合わないな失敗作)
(5)
(二神が生んだ神は書紀本文に「日神」と表記されており「アマテラス」はあくまでも一説にすぎない。両者が一部で混同されたことが推測されるが、それでも正式には「日神」である)
(6)
(本来の神話は男女二神が最初の子作りに失敗したという話。それが後に分裂した。ゆえに日神・月神スサノオヒルコは全て「最初の子」の性格を引き継ぐ。三貴子にさらにヒルコが加えられたのは、「ヒルメ・ヒルコ」神話との一貫性及び日神とアマテラスの混同が原因か)
(7)
ヒルメ=アマテラスと日神との混同が発生するが、ヒルメの原型は「太陽の船」であり「アマノイワクスフネ」などと言う名で登場している。すなわち別系統の神話が混入したのではなく実は元から存在した
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(9)
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(12)
ヒルコの存在感が薄いのは新たにアマテラスが太陽神になったからではなくて、太陽は日本固有のものではないから。月神ツクヨミの存在感が薄いのも同じ理由。別個に考えるのではなく太陽と月の共通点を考えれば単純な話)
(13)
日神・月神ヒルコ・スサノオは全て「最初の子」の性格を引き継いでいる。さらに月神ヒルコ・スサノオは「日神」の性格を引き継いでいる。スサノオが泣くと草木が枯れ人民が死ぬのは日照りを表現している。スサノオが天に昇り、出雲に天降りし、根の国に赴くのは太陽の軌道を表現している。またツクヨミスサノオに類似の食物起源神話があるのは両者の混同したのかもしれないが、それぞれが太陽神の性格を引き継いだという可能性もある)
(14)
ヤマトタケルの兄オオウスの記事はヒルコ神話と類似している)
(15)
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(19)
ヤマトタケル「征西」伝説も本来は太陽神話であった。大和→出雲→伊勢のルートは大和・伊勢が蘆原中国の東の果てにある設定。神武東征の「日向→大和」が「大和→日高見国」にシフトすることによって神話世界と現実世界がほぼ一致することになった)
(20)
(ヤマトヒメとヤマトタケル=ヤマトオグナの関係はヒルメとヒルコの関係に対応する)