山形県長井市にある五所神社の伝説。
⇒五所神社 (長井市) - Wikipedia
五所神社には三渕(みぶち)の神が祀られている。『卯の花姫伝説』では、前九年の役で敗れた悲運の武将、安倍貞任の娘、卯の花姫が三渕の滝に身を投げ、龍神となって祀られたものといわれている。
姫の入水自殺といえば「長池の浄瑠璃姫伝説」
⇒浄瑠璃姫伝説(長池公園) 渡辺 浩(江鷹会の談話室)
俺は「長池」の「長」は「ナーガ」のことで蛇に通じるんじゃないかと考えている。
というわけで、「長井」の「長」も「ナーガ」に通じているんじゃなかろうかという発想が湧いてくる。
※「卯の花姫伝説」についてはここが詳しい。
前九年の役の折、長井は安倍貞任の娘卯の花姫が治めていたが、敵将源義家に恋した姫は、義家に父貞任の要害戦略を漏らしてしまった。これによって安倍軍は総崩れになり、貞任も討ち死にした。その報を受けた卯の花姫は、己が浅はかさを悔い、三渕に身を投じて大蛇に化身した。
⇒あおきのベースケース"三 渕 の 神 様"
⇒あおきのベースケース"卯の花姫伝説"
※ちょっと飛躍しすぎかもと思うけれど、五所神社の祭神に建御名方(タケミナカタ)命がいる。諏訪大社に祀られミシャグジ神と同一視されることもある。
⇒ミシャグジ - Wikipedia
ミシャグジ神は蛇神。姫の入水伝説には「おしゃもじ様」や「おしゃくし様」「しゃくじん(石神)」とリンクしているケースが多いように感じられる。あと諏訪大明神は蝦夷征討と深い関係があるのも注目点かもしれない。