オウム真理教と連合赤軍

ARTIFACT@ハテナ系 - 現代日本のテロの記憶
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しかし、サリンによるテロが起きた時に、連合赤軍の記憶は呼び起こされたのに、東アジア反日武装戦線が呼び起こされなかった。

先の「当時の若者はビートルズを聞いていなかった」という話は、まず「ビートルズ世代」という言葉があることを前提に、それを否定するという文脈で出てきたものであった。しかし俺は「ビートルズ世代」という言葉がそれほど一般的なものだとは認識していないので、というか言葉自体知らなかったので、当然のことながらそれを否定する動機も無いのであって、熱烈なファンだったかはともかくビートルズを聴いていないなんてことはないということを主張したのであった。要するに何かを論じるときにその前提となっているものが違うのである。


で、同様に俺はサリンによるテロが起きた時に、連合赤軍の記憶は呼び起こされた」という話を知らないのである。


知らないけれど、ありえそうな話ではあるんで「そうだったんだ」と何の疑いもなく受け入れてしまいそうな話ではある。「ビートルズ世代」という言葉がいかにも昔からあったように感じさせるのと同じ感じ。


ただ、検索するとウィキペディア

殺人を正当化する連合赤軍の総括は、23年後に発覚するオウム真理教の「ポア」との類似性がしばしば指摘される。

総括 (連合赤軍) - Wikipedia
とある。


すなわち確かにオウム真理教連合赤軍の類似性は指摘されている。しかしながら、その類似とはポアと総括の類似であって、テロ行為をもって類似しているとされているわけではなさそうだ。


しかし、ちょっと検索しただけなので、テロ行為に関してのオウムと連合赤軍の類似性だけが特段に注目され、その他の組織(東アジア反日武装戦線など)との類似性は指摘されなかったということがあったのかもしれない。そこは俺は無知だからわからないけれど、誰もこのことを指摘してないので一応書いとく。