いつから茨城は「いばらぎ」ではないという話題が広まったのか?

大きな勘違いといえばこれ。俺も「茨城」は「いばらぎ」だとずっと思ってた。
茨城はいつから「いばらき」になったのか!? - Excite Bit コネタ
これは10年前の記事だけれどタイトルが秀逸


俺にも同様の感覚がある。なぜなら物心ついたときからずっと「いばらぎ」だと思っていたのが、結構な大人になってから違うと教えられたからだ。逆に言えばそれまで誰も間違ってると教えてくれなかったのだ。


どうしてなんだろう?まあ「茨城(いばらぎ)」なんて書く機会は学校のテストで「次の漢字にふりがなをふりなさい」とある場合くらいのもので、普通は漢字で書くものであって、会話の中では「いばらぎ」と言ったところで、それを聞いた人がいちいち「ギじゃなくてキだよ」と訂正するなんてことはなかったってことなんだろう。


ただし、最近だったら指摘をする方が会話が盛り上がるみたいなことになってるかもしれない。と思うのは「多くの人が茨城をいばらぎだと間違って覚えている」という話は、最近は良く目にするけれど昔はなかったと思うから。


少なくとも俺は知らなかった。知っていたならその時点で自分が間違っていることがわかったわけで、そうでなかったのが何よりの証拠。俺はテレビっ子だったから、テレビでそんな話題があったなら知らないはずがないのだ。


『茨城はいつから「いばらき」になったのか!?』という問いについては「元からいばらきだった」になるけれど、『いつから茨城は「いばらぎ」ではないという話題が広まったのか?』という疑問はまだ残るのである。


ちなみになぜ多くの人が間違っていたのかといえば

「茨城弁の発音は、か行、た行が濁音になる特徴があるんです。それで、茨城県内の人は自分では『き』と言っているつもりなのに、他県の人には『ぎ』と言ってるように聞こえて、『いばらぎ』だと思われるようになったんですよ。ただ、最近では、県外から来る人、移動などがあったりしてあいまいになり、県内でも『いばらぎ』と思ってる人はいます」

とあるのが一番の理由であろう。俺の育った環境には周囲に茨城県出身者がたくさんいたのにもかかわらず、俺がずっと「いばらぎ」だと思っていたのが何よりの証拠だ。」


で、先の疑問の答えも、おそらくは茨城県南部が東京のベッドタウン化したことにより、あるいはつくば学園都市に他県からの人が流入したことにより、そういう話題が盛り上がってきたという可能性が高いように思われ。