⇒フランス南部でイスラム教徒用の水着「ブルキニ」禁止、これって性差別じゃないの?
⇒はてなブックマーク - フランス南部でイスラム教徒用の水着「ブルキニ」禁止、これって性差別じゃないの?
結論から言えばこれは差別でしょう。しかし禁止する方は差別じゃないと思ってると思われ。ではどういう理屈で禁止にしたのかというのがわかりにくい。多分はてなブックマーク界のコメンテーターの多くが理解しているであろうこととは違うものだと思う。
推測するに、
ニューヨーク・タイムズによると、リスナール市長は「ブルキニを着て泳ぐ女性は、人々の注目を集めて公共の秩序を乱す」と語った。「こうした女性を注目を集めないように保護する対応をとるために、私は決めたのです」
というのは、ブルキニを着た女性は一目でイスラム教徒とわかる。すると反イスラムのレイシストが彼女にいやがらせをしたり暴行を加えたりする可能性がある。当局がそれを防ぐのは(人手が足りないなどの理由で)難しい。その結果、女性を守れない(なおかつ治安悪化により海水浴場の評判が落ちて観光産業が打撃を受ける)。おそらくはそういう論理ではないだろうか?で、それに対して、
この言い分では、リスナール市長はまるで女性差別主義者の考え方を認めたも同然だ。なぜなら、この考え方に従えば、女性を「保護する」最善の方法は、女性に嫌がらせし傷つけるのを防ぐ方策を立てることではなく、女性がしていいこととしてはならないことを法律で縛ることだからだ。
と、この記者は書く。つまり「女性が性的暴行を受けるのは女性が薄着をしているからだ。被害に遭わないためにはそんな恰好をしてはいけない」というのと同じ論理だと。それが差別だと。少なくともこの記者はそういう理解で記事を書いているのだと思われ。
海外の記事を調べれば、もっと詳しく書いてあるところがあると思うけど、今は時間がないので、これが暫定的な俺の理解。