本人は自称保守のつもりなんだろうが、俺が見るに彼女は政治思想的には中道左派。アメリカだったら民主党に属していて全然おかしくない人物。だけど彼女は日本の左翼から徹底的に嫌われてる模様（右翼からも嫌われてるみたいだけど）。彼女よりももっと右寄りの人はごまんといるのになんでだろう？今回の件でも、どこをどう読めばそう読めるのかという曲解をして（おそらく左翼・左派であろう）ジャーナリスト等によってなされている。
拝見した限り自宅の暮らし向きはつましい御様子ではありましたが、チケットやグッズ、ランチ節約すれば中古のパソコンは十分買えるでしょうからあれっと思い方も当然いらっしゃるでしょう。経済的理由で進学できないなら奨学金等各種政策で支援可能！ https://t.co/zFGBFnn6Pr
— 片山さつき (@katayama_s) 2016年8月20日
まあ、パソコンは中学時代のことだからそこは迂闊ではあったけれど（俺はすぐに気づいたけど批判派擁護派関係なく気づいてない人は多かった）。しかし別に批判しているわけではなく「経済的理由で進学できないなら」に該当するのかが気になっただけであって、これで女子高生を叩いていると解釈するのは無茶すぎるだろう。報道が事実なのか疑問に持つのは当然のことであって、持たない方がおかしい。社会保障が公平であるべきなのは右だろうが左だろうが関係ない。貧困ではないなどと決めつけたわけではない。疑問を持ってはいけないってどんな社会なんだ？
彼女の周囲にどうかと思う人たちがいるとは思う。特に某市議会議員。ただこれも民主党その他にもこの手のことがあるし、彼女がそれをどう思っているのかまではわからない。俺も自分に好意的なちょっとアレの人の扱いは持てあます。無能な味方ほど厄介なものはない。
で、元に戻って何で彼女は左翼からそんなに嫌われるのか？もちろん自民党議員だからということもあるけれど、それだけでは説明できないと思う。基本は彼女は中道左派ではあるけれども社会主義者でも共産主義者でもない。近いけれども遠い存在。特に日本の左翼は日本の特殊状況によって非常にねじ曲がった左翼。前に書いたことがあるけれど、彼女がリベラル左派的には極めて当然の原理原則を言ったのに左翼から猛烈に叩かれたことがある。少し考えればわかることだが日本の左翼は考えない・考えようとしない。批判するにしても批判のしようがあるのに、左翼の自己否定みたいな批判をしてしまう。そこが日本の左翼の病理なんだと思う。まあ俺は左翼がまともになったからといって支持するつもりはないけれど、腐った左がいると、右もまた腐ったのが沸いてくるから困るのである。
