正直俺には何がなんだかわからないんだが一体どういうことなのか誰か説明してほしい

日銀の原田泰審議委員の発言

原田審議委員は、1929年の世界大恐慌後の欧米の財政・金融政策に言及。「ケインズは財政・金融両面の政策が必要と言った。1930年代からそう述べていたが、景気刺激策が実際、取られたのは遅かった」と述べた。

原田日銀委員、ヒトラーが「正しい財政・金融政策」 悲劇起きた | ロイター

これを俺は最初に見たのではなくて
「りふれは」の自業自得的オトモダチ効果: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
とか
池田信夫 blog : ヒトラーの経済政策は正しかったのか
とかRSSリーダーに登録してるんで、こっちの方を先に見た。ちなみに俺は原田泰という名前をこれで知った。どういう主張をしてきたのか全く知らない人。


で、ケインズと言えばニューディール政策である。中学の時習った。大規模な公共事業を(前倒しで)行う政策。これを自民党も見習い景気対策として使った。自民党保守本流とはケインズ派アメリカの保守とは違う。俺は原田氏が述べているのはそういうことだと思った。「ヒトラー ケインズ」で検索してもそういうのが出てくるし。ドイツの場合それを象徴するのはアウトバーンだろう。


ただ、ここで不思議なことに気づく。いろんなキーワードで検索してると原田氏の名前がヒットする。ところが、そこでの原田氏は公共事業否定派である。

例えば、昭和恐慌研究会に属しておられる原田泰先生(早稲田大学)は…。

「ついに暴かれた公共事業の効果」(副題日本のGDPは公共投資が減っても増加している)でも、機動的な財政政策の効果は小さいと繰り返し主張されているようです。*2

狭義リフレ派は財政政策にも前向きか - シェイブテイル日記

この記事では原田氏は「狭義リフレ派」と分類され、「狭義リフレ派」は

「財金併用が好ましいがどちらかと言えば金融優先」

という自己分析をされているとのこと。だから否定派は言い過ぎなのかもしれないが、でも印象としては否定派。


原田泰 公共事業 - Google 検索
で検索してもだいたいそんな感じ。では、原田氏のいう、ヒトラーの正しい財政・金融政策とは何であろうか?


俺にはさっぱりわからない。原田氏のことを以前から知ってる人は理解できているのだろう。とは思うけれども、そういう人でも理解できてない人もいるかもしれない。


そこらへん誰か解説してほしい。


また原田は「ケインズの乗数は高い失業率の状況を前提としている。そのような状況であれば乗数が大きいことも考えられるが、いずれ雇用は拡大しそれ以上拡大できない状況となる。どのような状況でも乗数が大きいとは考えられない」と指摘している[31]。

財政政策 - Wikipedia
失業率の高かった当時のドイツでは、という意味だろうか?ただ「大きいことも考えられるが」という言い方からは積極的な支持をしてるようにも見えないんだが。