安倍総理記者会見(1月5日)

ワンフレーズの効用、再び(H-Yamaguchi.net)


今は大変便利な世の中で、総理の記者会見の模様もネットで配信されているんですよね。


逆に言えば、責任ある批評をするには、元情報そのものに当たらなければ、ただの印象論になってしまう恐れもあるわけで、新聞記事を鵜呑みにして騙されたなんて言い訳が通じなくなるし、新聞記事の比較のみでの批評は調査不足と見られる可能性があるという意味では、面倒な世の中になったともいえるでしょう。


「安倍首相きょうの一言」(070105)日テレNEWS24 ビデオポッドキャスティング

記者A「次にいきます。ホワイトカラー・エグゼンプションについてなんですが、この制度について公明党をはじめとする与党内から慎重な対応を求める声が出ていますが、総理としては制度そのものについてはどのようにお考えになっていますでしょうか」


総理「家で過ごす時間はですね、例えば少子化にとっても必要ですし、その観点から、ワークライフバランスを見直していくべきだということを申し上げています。やはり日本人少し働きすぎじゃないかと、こんな感じを持っておられる方も多いんではないかと思いますね」


記者A「えー」


総理「経営者の立場、あるいは働く側の立場、あるいはまた、どういう層を対象にしていくかということについて、もう少し議論を深めて行く必要があると考えています」


記者B「総理は日本人は働きすぎだなと思われますか」


総理「やはり家で家族揃って食卓を囲むという時間はもっと私は必要ではないかなあと思いますね。もっとも政治家でそういう時間を持っている人はあまりいないかもしれませんけど」


記者一同「(笑)」


記者A「慎重論がある中で、柳沢厚生労働大臣が今日の閣議懇の会見で改めて今度の国会での法案提出に意欲を示しましたが、総理としては今度の国会で提出するつもりはありますか」


総理「今申し上げましたいろいろな観点からですね、党とも議論を深めていく必要があると、考えています。」