石原代表は30日、自由報道協会主催の記者会見で、同党の衆院選公約に明記された解雇規制の緩和や最低賃金制の廃止について「知らない、なんて書いてあるの?」と述べ、公約内容を把握していないことを明らかにしました。
石原氏は、記者からこれらの政策を実行すれば「貧困が底なしになる」と指摘されると、「それはまずいわね」と表明。石原氏はまた、「俺は竹中(平蔵慶応大学教授)って好きじゃないんだよ。あれが、こういうものを全部書いている」と内幕を明かしました。
竹中氏は貧困と格差を拡大させた小泉「改革」の中心人物。日本維新の会では衆院選候補者の選定委員長を務めています。
石原氏は、小泉改革と同様になるのではと問われると、「まったくそうですよ。あんまり竹中を信じるなと言っているんだ」と述べました。
⇒維新・石原代表/“原発ゼロ”公約知らず 最賃廃止知らない/記者失笑(しんぶん赤旗)
俺は小泉内閣の時に竹中氏を支持していたんだけれど、その以降は「おやっ?」と思うこともあって興味が失せてしまい、今どんな主張をしているのかすら知らない。で、この報道があったときも「そういうことか、ふーん。俺は支持しないけど…」って感じだった。
ところが、さっき検索してたら、
竹中平蔵 @HeizoTakenaka
石原慎太朗殿 自由報道協会で石原さんが、「維新の最低賃金廃止は竹中の案」という趣旨の発言をされたと報道されています。事実と異なります。私はこれまで最低賃金廃止を主張したことも、考えこともありません。事実関係は橋下さんに聞いてください。事実に基づく発言をお願いします。
⇒竹中平蔵 (HeizoTakenaka)
というツイートがある。
どゆこと?
というわけでさらに検索したら竹中氏は最低賃金の廃止どころか最低賃金の引き上げを主張している。
ですから、安倍政権は労働組合にも経営にも、両方に厳しいことを言うべきです。法人税のことも、企業にだけ甘いと言われている。企業に対して厳しく言うべきところがあります。私は2点あると思う。1つは保険、もう1つは最低賃金です。最低賃金をもっと上げるべきです。そこを揺るぎない決意できちんとやれば、国民は総理を支持します。企業に甘くない、企業にも泣いてもらうところは泣いてもらう。規制緩和やホワイトカラーエグゼンプションだけが出てくるから、こういうことになるわけです。ホワイトカラーエグゼンプションとは、自由と責任なのです。経営には自由を持ってもらったらいい。その代わり、セーフティーネットの部分に責任も持て。ホワイトカラーエグゼンプションというのは自由の部分だけが出ているわけです。
⇒竹中平蔵氏 第4話:「社会主義を目指して改革を進めているのではない」 | 政治に向かいあう言論 | マニフェスト評価の言論NPO
竹中さんごめんなさい。
それにしても何なんだって感じ。
(追記)
⇒維新・石原代表 「橋下にとって竹中は神様みたいになってる」 : 田中龍作ジャーナル
石原氏に質問したのはこの人みたい。
上記の構図は日本維新がTPPに積極的なことと符合する。竹中平蔵氏は途中で挫折した郵政民営化のスケールを拡大し実現するつもりだ。郵貯・簡保マネーは約300兆円だったが、医療保険が民営化されれば個人資産1400兆円の大半が米国資本の保険会社に流れ込む。日本人の資産はハゲタカの餌食となるのである。
なんて書いてあって、陰謀論者臭がプンプンする。