「これは事実上のサブリミナル映像です。」

テレビ局に対する酷い仕打ちである、中日新聞の「サブリミナル!?」疑惑報道(不可視型探照灯


地方に住んでいれば、番組がCMに切り替わるとき、一瞬、別の映像が映ることなど珍しくない。ローカル紙である中日新聞が、なぜこんな記事を書いたのか不思議。


ところで、これと同類のことが、数年前「週刊現代」で記事になり、2ちゃんねるでも話題になっていたので記憶にある。上の記事でも紹介されている、『SMAP×SMAP』で「関西テレビのローカルCMがフジテレビで一瞬だけ見えた」という話。


検索したら「Web現代」に概要があった。
■ フジ『SMAP×SMAP』に“洗脳”CM疑惑!(2004.3.17)

フジテレビ系列で放送された『SMAP×SMAP特別編』のCMに重大な疑惑が持ち上がってしまいました。放送されたCMをコマ送りで再生すると、NTT 東日本のCMの直後に、通常の再生では気がつかないNTT西日本のロゴマークが映っていたのです。『サブリミナル効果の科学』の著作があるお茶の水女子大学教授の坂元章氏は、問題のビデオを見ると即座にこう断じました。
「これは事実上のサブリミナル映像です。民間放送連盟(民放連)ではサブリミナル手法を『アンフェアで放送には適さない』として自粛するよう求めていますが、それにも抵触するようにも見えます」

お茶の水女子大学教授の坂元章氏」が「これは事実上のサブリミナル映像です。」と断言していらっしゃる。この坂元章教授は今回、中日新聞で、

 サブリミナル効果(気づかないほどの瞬間映像で潜在意識に印象づけるとされる手法)に詳しい坂元章お茶の水女子大教授(社会心理学)は「現在、サブリミナル効果には現実の行動を左右するほど強い効果があるとは考えられていない。今回の映像が視聴者の投票行動などに影響を与えるとは考えにくい」と話している。

とおっしゃっている方と同一人物ですね。


日本におけるサブリミナル効果の権威であるようで、ウィキペディアでもリンクが張ってあります。
サブリミナル効果ウィキペディア
サブリミナル効果坂元章 お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科)


この坂元教授、「週刊現代」の記事を見ると、テレビでよくある現象をご存知なかったかのように見える。が、そんなことってあるだろうか?記事には、記者が

技術的な問題だとしても、サブリミナル効果が疑われる映像が放送された事実に変わりはありません。原因の徹底解明が待たれます。

と書いてあるから、教授はそれを承知で問題視しているということなんだろうか?今回の中日新聞の取材の時には、その旨記者に説明したんだろうか?なんかいろいろと不思議。


ところで、「坂元章」で検索してヒットした記事
ヒーローものゲームの攻撃性、そんなのどうでもいいじゃないですか極東ブログ

こっちもネットで話題になった。