ラムセス2世の神殿

光が差すのは年に2回だけ、古代エジプト神殿のラムセス2世彫像 国際ニュース : AFPBB News

考古学者らは、10月22日は王の即位した日、2月22日は王が生まれた日とみている。

とAFPは書いているけれど、


アブ・シンベル神殿(ウィキペディア)

この神殿では、年に2回神殿の奥まで日の光が届き、神殿の奥の4神を明るく照らす。これを、一目見ようと多くの観光客がその日に訪れる(場所を移した際に もともとの日から、1日ずれてしまったが)。ラムセス2世の生まれた日と、王に即位した日にこの現象が起こる。このことからも、古代エジプト文明の優れた 技術が分かる。

しかし、ここにも疑問が。1日ずれたのなら2月21日と10月21日のような気がするけれど、検索すると「2月20日と10月20日」と書いてあるのが多い。よくわからない。


わからないといえば、この2月20日というのは、おそらくグレゴリオ暦の2月20日のことなんだろうが、


閏年ウィキペディア

古代エジプトの暦には閏年はなかった。1暦年は常に365日で、4.129年に1日の割合で暦と季節がずれた。農民は暦ではなくシリウスを見ることで、農作業のスケジュールを決めた。

ということは、エジプトの人々は、「今日は2月20日だからラムセス2世の誕生日だ」という感覚を持っていたわけではなく、「今日は日が差し込んだからラムセス2世の誕生日(というか特別な日)だという感覚だったということなんだろうと思う。


ところで、この日を「春分の日秋分の日」と書いてあるところがいっぱいあるけれど、この「春分秋分」って日本で言うところの、「春分秋分」と同じ意味なのか?日本で春分秋分(3/21、9/23日頃)だと、世界のどこでも春分秋分じゃないのか?この日を境に季節を分けたって意味?よくわからん。


教えて!goo アブ・シンベル神殿について、