聖徳太子非実在説

東京新聞:週のはじめに考える 書き換わる聖徳太子像:社説・コラム(TOKYO Web)


話題になっているから何か新しい動きがあったのかと思って読んでみたら、何を今さらの大山誠一説だった。要するに建国記念の日が気に食わないので、それに合わせて書いたのだろう。

ところで、この説が「決定的らしい」だなんて書いているけれど、それって本当なのだろうか?もっとも、6〜7年前に読んだ講談社の『日本の歴史』にもそんなことが書いてあったような気もする(手元にないので記憶違いかもしれないけれど)。しかし、俄かには信じがたい。


俺は大山誠一氏の話題になった『<聖徳太子>の誕生』は読んだことはないけれど、『聖徳太子と日本人』は持っている(「持っている」と書いたのは、最後まで読んでいないから)。

最初、直感的に思ったのは、これはトンデモ本ではないのかということ。トンデモ本というのは、上手く説明できないけれど、経験上、ある種共通の雰囲気があり、読みはじめてしばらくすれば見分けがつくもので、ほとんど外れることはない。それと同じ匂いがした。しかし、さすがに専門外の人間が書くものとは違って、それなりにちゃんとしたことも書いてあるので、見極めるのは困難。それにしても、これはギリギリのところにあるように思え、それが「決定的らしい」というほどのものなのかというのは、はなはだ疑問(もちろん素人の俺の直感ってことだけど)。


ネットで検索して見つけた大山説に対する反論

大山説に対する疑問

聖徳太子の虚像と実像