神社の参道

昨日の記事で誉田八幡宮の参道が三輪山伊勢神宮の方を向いているということを書いたんだけれど、参道といえば、豊臣秀吉の墓である豊国廟の参道が西本願寺に向っている。そのことは前に書いた。

阿弥陀ライン

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秀吉の参道がそうならば、家康の参道はどうなのか?日光東照宮で調べてみた。

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すると、見事に江戸を向いていた。
(注:地図では仮に上野東照宮をポイントにしてみたが、どこを目指しているかは参道を延長しただけでは特定不能江戸城を目指しているのかもしれないし、寛永寺を目指しているのかもしれない。とにかく江戸に向いていることだけは確実)


その時点は失念していたのだが、後で、このことは既に『日光東照宮の謎』(高藤晴俊 講談社現代新書)に書いてあることを思い出した。

すなわち、表門から石鳥居を経て南下する参道は、真南よりわずかに東に寄っており(この角度が七度ある)。それは江戸城に向いているのである。

とある。