ゆうくんパパさんのコメントがあったときは疑ってました。
⇒朝日の社説が - 国家鮟鱇
だって、新聞に何の注釈もなく書いてあるんだから。たとえば、
公表されたのは国民生活基礎調査をもとに算出した「相対的貧困率」。所得を世帯人数に振り分けて高い順に並べたときに真ん中の所得(228万円)を基準に、その半分に満たない人が占める割合を示す。
⇒asahi.com(朝日新聞社):日本の貧困率は15.7% 厚労省が初公表 - 社会
とか。いくら何でもそれくらいのことはわかった上で書いているんだろうと、厚生労働省もちゃんと説明したんだろうと。
しかし、この赤旗の記事を見ると、
⇒OECD発表の貧困率とは ?
2000年の家計所得をもとにした国民生活基礎調査(01年実施)のデータで計算すると、等価可処分所得の中央値は約274万円であり、この半分の額である約137万円に満たない人の割合が貧困率となります。
とある。00年に137万だったものが06年に114万というのは、どう考えたっておかしい。となると、ゆうくんパパさんの言う127万が何だか正解っぽい。だけどソースは?
と検索してみると、
⇒経済ニュースゼミ :貧困率が15.7% - livedoor Blog(ブログ)
のコメント欄に、
名目だと254万円になると、厚生労働省に確認しました。
したがって、貧困線は127万円です。
と、ゆうくんパパさんが書いている。こっちにもそう書いてくれれば良かったのに…
(もっと確実なソースがあればいいのだけれど、検索しても見当たらない。04年に127万と書いたものもある。)
しかし、これはひどい。こんな説明で普通わからないですよね。
国民の中に、収入が少なく貧しい人がどのくらいいるかを示す数字。1家族が1年に得るお金(所得)を家族の人数で割ります。国民1人当たりの所得を高い順に並べ、真ん中の所得(2006年は228万円)が基準になります。基準の半分(114万円)に満たない人が占める割合を、貧困率で表します。
⇒アサヒ・コムきっず:貧困率とは? - ことばなるほどね! - 学ぼう
国民一人一人の所得を順に並べ、真ん中の人の所得額(中央値)を割り出して、その半額に満たない人の割合が相対的貧困率です。今回の中央値は228万円で、半額の114万円に満たない人が国民の7人に1人いるという結果になりました。
⇒質問なるほドリ:相対的貧困率って何?=回答・佐藤浩 - 毎日jp(毎日新聞)
極めつけは、北海道新聞の社説
07年の中央値は228万円だから、国民の7人に1人が114万円未満の年間所得で生活していたことになる。
この前の朝日の社説だって、わかった上で書いているのか怪しい。