厩戸皇子と馬屋古女王と馬子(その3)

厩戸皇子と馬屋古女王と馬子(その2) の続き


これまでは、「厩戸(うまやと・うまやど)」は「うまやこ」とも読めるのではないかという考えで書いてきたんだけれども、一方「厩戸」は「うまやべ」とも読めるのではないかということも書いた。
厩戸皇子と馬屋古女王


駅戸 とは - コトバンク

えき‐こ 【駅戸】
 律令制で、諸国の宿駅に所属していた家。一定戸数が指定され、駅馬の飼育、駅田の耕作などを受け持った。うまやべ。

こちらで「馬子」に対応するものは「駅子」ということになるだろう。

律令制で、駅使を次の駅まで送る労役に服した、駅戸の課丁。駅丁(えきちょう)。

えきし【駅子】の意味 - 国語辞書 - goo辞書


「厩戸・馬子」と「駅戸・駅子」には関係があるのではないかという素朴な疑問が出てくるのだが、これまたそれについて考察されたものを俺は知らない(聖徳太子に関する研究は山ほどあるのだからどこかにあるのかもしれないが、いやあってほしいのだが…)


で、どう考えられているのか知らないので俺の妄想は暴走する。


「えきし」と、馬子の子の「蘇我蝦夷」の「えみし」って語呂が似ているじゃないかと。つまり、蘇我蝦夷は実は蘇我駅子なんじゃないかと、ということは蘇我蝦夷は実は蘇我馬子なんじゃないかと…


いや、飛躍しすぎていることは自覚しているんだが…