個人主義が全体主義とつながっていることの実例

Life is beautiful: 福島で作られつつある異様な「空気」

自分の子供がいつ癌や白血病になるか心配しながら生きて行くような生活を地元の人に押し付け、かつ、その心配を口に出す事すらはばかれるような「空気」を作る政府。まるで戦時中の日本だ。

① 政府が「空気」を作り出している。そうでなければ批判者など出てくるはずがない。

だからと言って事故前には立ち入り禁止になっていたような放射線量を持つ地域にまで「ただちに健康に影響はない」から戻れと言っても、まったく安心はできないのが親の心情である。

② 個人が「自分の頭」で考えればまったく安心できないに決まっている。


「絶対的に正しい答」があって、「空気」に染まっていなければ、その答にたどり着くのが「当たり前」だという論理の元では、それ以外の答にたどり着いてしまった人間は「空気」に染まってしまった愚かな人間であり、そんな奴の意見は排除してよろしいということになる。


これぞまさしく全体主義。しかもその自覚がないどころか、自分こそが全体主義を批判しているのだと信じて疑わない。全く手に負えない。